2010年12月4日土曜日

瀬戸内国際芸術祭2010~12日目-91・豊島

芸術祭期間、最後の土曜日。

やっぱり、フェリーに乗って高松へ。

さんざん楽しませて頂いた恩返し?というわけではありませんが、芸術祭サポーター、”こえび隊”活動してきました。

実は、(と言うほどではありませんが)、秘密、としていた6日目と8日目も、こえび隊活動していました。

芸術祭初日から、こえびの方々は好印象だったこともあり、参加してみました。

受付でパスポートにスタンプを押したり、入場料を頂いたり、業務としては他愛ないこととも言えますが、他のこえびの方々、作家さん、地元の方々などと、観光客側で来ていただけではなかなかできないお話を聞けたり、よい体験をしたと思います。

月曜日の勤務がなければ、日曜日の閉会式まで参加して、別の感動もあったかもしれませんが、まあ、自分の本分はサラリーマン。別件もあることですし、19時過ぎの高速バスで、高松を後にしました。




瀬戸内国際芸術祭2010

2010年12月3日金曜日

瀬戸内国際芸術祭2010~11日目-90・小豆島

作品を見終わって、来た道を引き返すよりは、違う道をあるきましょう。
ということで、池田港まで、歩いてみました。

途中、デジカメのバッテリーが切れかけ、ここからしばらくは、携帯のカメラです。


特に、池田港に目的物があったわけではありませんが、港についたらお約束。
作品No.76 フラワー/ハッピースネーク ジョゼ・デ・ギマランイス


さらに歩いて、土庄へ。

朝、見損ねたエンジェルロードがちょうどいい時刻。


一人で渡ってきましたよ。

続いて、

作品No.59 宝船 豊福 亮


うーん、いまひとつ、響かない。

さんざん歩いたし、船の時間まで、余裕もあるし、なにより、そこに温泉があったから、一浴び。

オリーブ温泉。800円也。

瀬戸内海を眺めながら、温泉。

ちょっとぬるめで長風呂。

湯上りに、リクライニングチェアに座って、アイスキャンディー150円をいただき、ごくらくごくらく。

と思っていたら、船の時間が迫って来てました。

ちょっと焦って港へ。

土庄から宇野のフェリー。1,200円。

なぜに、再度、宇野かというと、宇野でパスポートにスタンプを押し忘れたから。
なんか、もったいない気もするけれど、スタンプ、集めたくなってしまったのだからしょうがない。

宇野についたら、スタンプを押して、高松へ国道フェリー(390円)でとんぼ返り。

なぜに、宇野から高松かというと、その方が安く帰れるから。

宇野から大阪駅まで、
JRと山陽電気鉄道と阪神を駆使して3.460円。
宇高フェリーとジャンボフェリー(回数券使用で1,475円)と、阪急(310円)で2,175円。

時刻も、電車で帰ると、途中で宿をとらなくちゃならない時刻。

フェリーで帰ることにしました。

この日の万歩計、47,507歩。

ここまで、119,505円也。

瀬戸内国際芸術祭2010

2010年12月1日水曜日

瀬戸内国際芸術祭2010~11日目-89・小豆島

前々回の投稿は、日付の変わるタイミングを意識しすぎて、中途半端な感じ。

このエリア、最後の作品

作品No.69 つぎつぎきんつぎ 岸本 真之

まで入れて、一区切りのつもりだったのですが、、、


こちらの作家さんは作品の他に、鑑賞者に、きんつぎする器を選ばせて、後日、きんつぎをして送付する、という試みもしていて、そちらの方もおもしろげでした。
この試みのキモは、送付する器は、その鑑賞者が選んだものではない。という所です。

ちょっと分かりにくいのですが、例えば、、、

山田さんが、赤い器と青い器の組み合わせを選ぶ。
佐藤さんが、緑の器と黄色の器の組み合わせを選ぶ。
鈴木さんが、白の器と黒の器の組み合わせを選ぶ。

山田さんが選んだ赤い器と青い器の組み合わせで作ったきんつぎは、佐藤さんに送られる。
佐藤さんが選んだ緑の器と黄色の器の組み合わせで作ったきんつぎは、鈴木さんに贈られる。
鈴木さんが選んだ白の器と黒の器の組み合わせで作ったきんつぎは、山田さんにおくられる。

というような感じです。

このようなシステムなので、器の組み合わせを選ぶ人は、見知らぬ誰かに向けて、自分がなぜにその組み合わせを選んだのか、などを伝えるお手紙を添えることができます。

現物を見もしないで、誰のセンスで作られる品かもわからずに物を買う。

普通はないですよね。

それでも成立してしまうおおらかさが芸術祭の空気なんでしょうかね。

瀬戸内国際芸術祭2010

2010年11月27日土曜日

瀬戸内国際芸術祭2010~11日目-88・小豆島

続いては、



くじら





マンモス

本当は、もう少し引きの写真で、全体を入れたかったのですが、人気者の彼は、人が途切れず、断念。

と、次の作品へ向かう途中、


マンモスの後ろ姿と観音様、の構図をみつけてパチリ。

続いて、

作品No.63 島─人が島を夢想するとき 「森」「径」「泉」 安岐 理加

の中の「森」。


樹に、箱が据え付けられていて、梯子にのぼって、その箱を覗くという趣向。
ちょっと、写真では分かりづらい。

覗いたらなにが見えるかのヒント。


箱にデジカメを差し込んで、シャッターを押してみたけど、やっぱり、本物を見なくちゃ、、、ですね。

続いて、
作品No.64 海を繋ぐもの 丹治 嘉彦



流木の一つ一つの来歴に思いを馳せるとか


漁師の活動を想像してみるとか

するべきなのかなぁ、とか思いながら、次の作品へ。



の中の「径」。


この、白いものたちが、センサーにつながっていて、周りの状況に応じて、光るそうですが、まわりが明るすぎるのか、ライトの電池が切れかかっているのか、とても分かりづらい。

センサーが入っていると思われる木の箱を開けてみたり、中には、樹を揺さぶってみたりする人もいて、ちょっと、テンションダウン。

木を取り直して、次。

作品No.66 小豆島の家 王文志


中に入ると、くつろぐ人々。寝ている人も珍しくない。


と、いうことなので、作家の想定通りなんでしょう。


靴を脱いで、竹の床の上に寝転ぶと、天井は、こんな感じ。

高松の商店街の”あそこ”や、六甲山の”あそこ”を思い出したり。
(この”あそこ”は、後日、記事をアップして、リンクさせます。)





ひとしきり、ぼーっとして、体力回復!次!

作品No.67 声なき人々の声 ダダン・クリスタント




あまりに風景に溶け込んで、分かりづらいかもしれませんが、棚田に刺されている竹たちが作品です。
インドネシアの竹笛の一種を模していて、風が吹くと音がするらしいですが、この日は、風が弱かったらしく、どんな音がしたのかは不明。

まあ、この、棚田に目を向けましょう、という意味合いも大きいのでは?と想像。

棚田の上の方にあるはずの



の中の「泉」を目指す。


こんな感じ。

いや、この泉があってくれればこその棚田かも。
と思えば、その存在に感謝。




まだ、刈り取られていない稲穂もありました。



瀬戸内国際芸術祭2010

瀬戸内国際芸術祭2010~11日目-87・小豆島

そろそろ、展示が始まる時刻が近づいてきたので、会場のエリアへ向かう。

まずは、


うーん、私、霊感の類、無いようです。
そのせいか、いまひとつ、そこにあったはずのなにかの空気が感じられなかった。
残念。


ちなみに、こんな建物でした。

気を取り直して、次の作品へ。

次は、小学校の校舎を使っての展示。

作品No.68 小豆島を輝かせる センス・アート・スタジオ



これらの写真は、作品の一部、と言った方がいいのかな?


とか、


も、同じプロジェクトの一環らしい。

こちらは、別プロジェクト。

作品No.62 土と生命の図書館 栗田 宏一




黒板に解説が書かれていました。
土と生命の図書館

・土は和紙の上にのせてあるだけです。さわらないでね!
・瀬戸内海に面した土地、および、瀬戸内海に流れ込むすべての河川の流域で採集した土です。兵庫県、岡山県、香川県、広島県、山口県、福岡県、大分県のおよそ350市町村で採集した600の土。(右の地図を参照→)
・採集した後、乾燥させ、根っこや葉っぱをピンセットでつまみ出しただけで、色をつけたりしていない自然のままの土です。
・田んぼや畑、ガケなどから片手にひとにぎりだけ採集します。
・並べてある順番は採集した順番のままです。
・どうして土を拾うのでしょうか?みなさんで考えてみましょう!  くりたこういち
右の地図

最後の質問の答えのヒントはこちら。



ところで、この展示、小学校の教室だったところで行われており、当時、使用していた品々も、そのまま、残っていたりします。

で、この教室に残っていた、この本に、なぜか、惹かれておりました。



瀬戸内国際芸術祭2010

瀬戸内国際芸術祭2010~11日目-86・小豆島

観光地に、朝早くついてしまった場合、多くの観光施設より、神社仏閣は、早くから拝見できることを知っておくと役にたつかも。

こちら、例にもれず、朝早くから拝見できる小豆島大観音。


瀬戸内アートナビにも
国際作品コンテストで1位に輝いた名実ともに世界一美しい観音様
などと紹介されていたので、まあ、見る価値はあるでしょう。

こちらの観音様、参拝料300円をお支払いすると、中に入れるのです。

さらに、胸と背中に窓がありまして、展望できるようになっております。

窓から、パチリと、


観音様が見守る田園風景と、観音様の右手です。


こちら、左手。


こちら、背中の窓から。


結構、満足。



遠くからでも、良く見えます。

ここまで、116,965円也。
(このページ、芸術祭と関係のない経費ですが、、、)


瀬戸内国際芸術祭2010