当然、全面写真不可です。
アートを文章で伝えるには、筆者の力量が足りないので、以降は、未来の筆者が思い出に浸るために記します。
長文・駄文です。
瀬戸内国際芸術祭2010~2日目-36・女木島<読み飛ばし推奨>の回と同様、読み飛ばしを推奨します。
<<<<< 読み飛ばし推奨 >>>>>
以下、作品の前の番号は、[フロア]-[No.]とします。
No.は、館内でもらった「Benesse House Museum ミュージアムギャラリー作品」のリストに準じます。
作家名、作品名も、同リストに準じます。
掲載順もリストの上から順にします。
(ただし、かくべきコメントが思い浮かばない作品はパス。)
2F-1 須田悦弘「雑草」
「ここに作品があるはずなんだけどぉ、、、」
とちょっとの間、探してしまいました。
なんとなく、飯沼信義の詩、”名づけられた葉”を思い出しました。
2F-2 安藤忠雄「ベネッセハウス模型、ドローイング」1996
”かしこい人は、ささっと絵が描ける。”と聞いたことがあります。
手近な紙で、ささっと絵を作り、他の人にイメージを伝える能力。
努力が足りていない私が書くのもなんだけど、うらやましい。
2F-4 金村修「DON'T LOOK JAPAN」
部屋が締っていて、観られなかった。
残念。
1F-1 柳幸典「ワン・ダラー」(1999)
これは、カウンターの奥にあって、間近に観られません。
B1F-2 柳幸典「ザ・ワールド・フラッグ・アンド・ファーム」(1990)を観てから、もう一度観るべきなんでしょうね。
同じギミックを9年間、使い続けたのでしょうか。
ちょっと、頂けないなぁ。
「~フラッグ~」を観た人が、その感動を反芻するためのよすがとして、「ワン・ダラー」のような作品がほしかった。
というのなら納得。
1F-4 大竹伸朗「日本景Ⅰ」
大竹伸朗「日本景Ⅱ」
(作品に、機種依存文字が使われては、やむを得ない。当方、Windowsです。日本景の後は、ローマ数字の1と2です。)
ここまで、単純化されると、日本以外の人に、「自国の風景を思い出す」と言われても、反論できないが、日本人の私がみるかぎり、「日本景」と言われてまあ、納得。
1F-5 柳幸典「バンザイ・コーナー」
周りのお子様たちの反響が大きかった作品の一つです。
観た瞬間、”おぉ”と思ったのは、確か。
ウルトラマンを知っている人、
ウルトラマンとウルトラセブンの違いが気になってしまう人、
ウルトラマンすら知らない人、
感想が違って当然なのですが、ここまで量があると、ウルトラマンが特別ではなくなるので、誰が観ても同じなのかも。
1F-6 ジャスパー・ジョーンズ「ホワイト・アルファベット」
これも、アルファベットを母国語とする人、
アルファベットを文字として読める人、
文字だということが分かるだけの人、
文字として認識できない人、
クロスワード中毒の人、
自分の名前を見つけて喜んでみたり、それぞれ、思いがあるでしょう。
1F-9 ジャクソン・ボロック「黒と白の連続」1950
この時点で、この美術館で一番古い作品。
(単に、チョークっぽい筆致がそう感じさせているのかもしれませんが、)ある意味、懐かしいような。
それでいて、伝統的な絵画とは、明らかに違う。
まあ、街角にかかっていたら、スルーしてしまうかもしれませんが、こういう場所で観ると、色々と考えるきっかけにはなりますね。
1F-10 デイヴィッド・ホックニー「木と空が映ったプール」
言われてみればそう見える。
けど、ぱっと見、何だかわからず、
こういう場所では抽象画の可能性が、頭の中にあるので、理解しようとする働きを頭がすぐに放棄しているような気がする。
1F-11 リチャード・ロング「瀬戸内海のエイヴォン川の泥の環」1997
英語での作品名は、”River Avon Mud Circles by the Inland Sea”
日本語タイトルの最初の”の”は、なんだ?
今、リストを観ながら、そんなことを思った。
現場では、その大きさ、色、勢いなどなどが相まって、面白く拝見しました。
1F-12 リチャード・ロング「瀬戸内海の流木の円」1997
えー、この作品、ここで展示されているからこその価値で、他の場所に持っていったら、まったく別の価値になってしまうのかしら?
この作品は、この場所にあり続けるの?
たぶん、余白の床も含めて、作品の価値。
隣の壁に、「瀬戸内海のエイヴォン川の泥の環」があることも作品の価値。
すぐ、隣に「十五夜の石の円」があることも、作品の価値。
(たまたま、観た順番が、「十五夜の石の円」、「瀬戸内海の流木の円」の順だったからこう思うのかもしれませんが。)
1F-13 リチャード・ロング「十五夜の石の円」1997
「瀬戸内海の流木の円」と古さはさして変わらないのに、落ち着きがある感じ。
数十年で朽ち果てる木と、何年の年月がしみ込んでいるか分からない石の違いなんでしょうか?
屋内の照明のもとで観る作品と、自然光が十分入る場所で観る作品の違いなんでしょうか?
1F-14 リチャード・ロング「60分歩く」
うーん、あまりピンとこない。
B1F-1 安田侃「天秘」
晴れていてよかった。
B1F-10 イヴ・クライン「青のビーナス」
あんまりセンス、良くないよなぁ。
この、違和感を味わえってことなのか?
B1F-13 川俣正「工事中」
発想は面白いけど、「工事中」なんてタイトルつけたら、「工事中」だと思って当然。
「営業中」とタイトルをつけていたら、まったく異なる結末があったかしら?
タイトルも大事ですね。
B1F-14 ヤニス・クネリス「無題」
ベネッセのオフィシャルサイトによると、一連のヤニス氏の作品のうち、この1点のみ、”サイトスペシフィック・ワーク”だそうだ。
B1F-17 ブルース・ナウマン「100生きて死ね」
解説によると、時間帯によっては、点灯していないこともあるらしい。
点灯していなければ、価値半減でしょう。
と、色々、拝見し、2階のカフェで、昼食(イカスミのカレー900円+ジンジャーエール500円)をいただき、ショップで買い物(絵葉書150円×4枚)をし、退館しました。
ここまで、53,675円也。

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