さて、この日は、目覚めたら雨。
ちょっと、寝坊したこともあって、テンション低め。
雨のなか、島を歩くのもなぁ。
で、市内の香川県立ミュージアムへ。
特別展は、”海を越えた香川のアーティストたち 猪熊弦一郎 川島猛 イサムノグチの作品を中心に”
芸術祭のパスポートがあるので、団体料金で入場。600円。
最初は、藤川勇造。3作品。
近代日本彫刻の創始に努めた方だそうだ。
が、現代の私には、あまり響かなかったかな。
続いて、猪熊弦一郎。17作品。
いまひとつ、猪熊テイスト、という統一した感覚は持てなかったものの、いくつか印象に残った作品をピックアップ。
以下、No.は、美術館でもらった出品リストに基づきます。
No.8 ニースの女
マティスの影響だそうだ。
まあ、納得。
No.11 極
無の中に白があるのか、白の中に黒があるのか。
No.12 太陽の環境
視界を全部、この環境で埋めつくさないと、この絵の効果は半減じゃないかなぁ。
もっと大きな絵にした方がよいような、、、、
観賞者である自分の想像力が不足しているのかも。
No.24 ダヴと街
彼にとって、街ってなんなんでしょね。
人が住んでいない街っていう感じもするんですよね。
川島猛。7作品。
この方、結構気に入りました。
まずは
No.14 N.Y.69 Black and White
なんか、顔っぽい。とか思ったり。
No.16 N.Y.20
朱と黒。
なんか、歌舞伎っぽい。とか思ったり。
No.17 RED on BLUE and BLUE on RED 1966-N.Y.200
ちょっと、間違い探しっぽい。とか思ったり。
視線を意図的にクロスさせて、BLUEとREDを重ねようとしてみたり。
No.19 No.20 BLUE and WHITE
丸が並んでいる部分だけで、ミッキーマウスに見えてしまったり。
一度、ミッキーに見えてしまうと、もう、だめですね。
イサムノグチ。16作品。
No.35 シナイ
猪熊弦一郎のNo.11、極に通じるものがあるのかな。
環の空の部分の向こうに見えるもの。
No.38 ミラー
舞台サロメのセットとして作られたというこの作品。
うん。
合うかも。
ちょっと、周りをダークにするイメージ。
No.39 ストレンジバード
あ、確かに奇妙な鳥。
ジョージナカシマ。17作品。
No.44 聖パウロカトリック教会の椅子
味気なくない、実用の椅子。
No.45 ミラチェア・ハイ
背景を知ったせいか、微笑ましいというか、いとおしいというか、あたたかさを感じる作品。
No.47 コノイド クッションチェア
座椅子として、大きすぎないか?
中肉中背の日本人には座り心地が良くないかもしれないけれど、、、
体の大きなおじいさんが、ひざに孫を抱きながら、なんていうシーンにはいいのかも。
No.48 コノイドチェア漆仕上げ
もっとしっかり”漆っ”という感じのものも見たかった気がしますが、これはこれでよし。
No.53 オダキュウエンドテーブル
部分部分を見ると、不安になりそうな気もするが、全体を見ると、安定。
No.54 コノイドダイニングテーブルと椅子6脚
唯一、実際に座れる、触れるセット。
実際に座ってみて、たぶん、私にはこの椅子・テーブルはまだ早いんだろうなぁ。
体は落ち着いても、地に足がついていない感じ?
No.58 ミングレンアンドン・ハイ
大量生産工業製品と、手作業の間。
木の部分を金属orプラスチックに置き換えても面白いかも。
ベンシャーン。1作品。
木村忠太。6作品。
No.65 トスカナ風景(シエナ郊外)
No.66 グラス郊外
並べると、近いような、遠いような。
野生司香雪(のうすこうせつ)。1作品。
No.67 樹下美人
中国?インド?なんて書けばいいのかな。
小林萬吾。3作品。
No.69 早春の伊豆
185.0×366.0
解像度が低いイメージだけど、このサイズがもつ力。
No.70 花鈿
「はなかんざし」と読みますが、かんざしを返還すると、「簪」の字が出てきましたが、どちらの字も自分の中に、しっかり入っていない文字。
どこかに入れておきたいですね。
10時に入って、気づけば12時過ぎ。
常設展もあるので、外にはでずに館内のカフェレストラン?で昼食。
エビピラフ700円也。
まあまあかな。
まだまだ、館内にいることになるのですが、続きは別の投稿で。
ここまで、79,995円也。
0 件のコメント:
コメントを投稿